昨年11月、中国地区ゴルフ倶楽部支配人会幹事会が鳥取県米子市で開催されました。
その時に西日本グリーン研究所の縣(あがた)所長より「ゴルフ場はエコ・パーク!」
という題名で記念講演がありました。
「大気の浄化と地球温暖化防止に貢献するゴルフ場と取り組むべきエコ対策」ということで
地球温暖化のメカニズムや大気中の二酸化炭素濃度上昇の概念などの講義がありました。
過去50年の世界平均気温の平年差、日本の平均気温の平年差などデータによる
温暖化がはっきりと示されました。やっぱり地球は病んでいるのでしょうか。

ゴルフ場は緑のオアシスと言うことで、広大な土地に豊富な緑(芝地+林地)を有し
機能する緑(植生管理)として管理されている。
また、調整池の維持管理や健全な生態系(種の多様性)が保たれることで光合成の効率が良く
脱温暖化・大気浄化・環境共生など大きな役割を果たしていることが分かりました。
鳥取カントリー倶楽部ではこの冬の間にレストランとロッカー室の蛍光灯をLED照明に交換し
省エネ、CO2排出量削減に取り組んでいます。
・・・とは言うものの最終的に私の背中を押したのは、鳥取県の助成金制度であったり、
電気料金の削減であったりとエコではなくエゴな部分もありました。

エコとエゴの違い?お気付きになられましたでしょうか?
私達はほんとうに美しい地球の未来を願っているのでしょうか?
子ども達のためにほんとうの自然を残してあげたいと思っているのでしょうか?
それでも・・すぐに、「レストラン明るくなったね?」と気付かれるお客様も・・。
なんとも言えない嬉しい気持ちになってしまいます。

今年ももうすぐ桜の季節になります。
最近では花見の宴席もめっきり少なくなり桜並木も寂しくなりました。
人々の行動は気まぐれですが、桜の樹は今年も満開の花を咲かせて散っていくのでしょうか・・・。
その10日間ほどの潔くも美しい姿に日本人は武士道に通じる潔さを重んじたのでしょう。
5年後、10年後、満開の桜の樹の下でゴルフを楽しみ花見がしたいものです。
人にも地球にも優しいゴルフ場!
もちろん、ゴルフの後は美味しい地酒を呑みながら・・・。
平木